◆「法の導き手」ラウ
スフィア銀河系の最高神である「太陽神エイバース」によって生み出された神々の中の一柱で、惑星ZEEDを守護する法と秩序の神。混沌と狂気をもたらす悪神ケイオスとは対立する存在。
古くから惑星ZEEDの人間社会に干渉し、時の権力者と対話・協力を行って人間社会の発展に貢献してきた。
混沌に満ちた宇宙の支配者にならんとするケイオスと幾度となく戦いを繰り広げてはその野望を阻んでいるが、ラウ自身もまた、一寸の狂いもなく完成された秩序によって宇宙を統一・支配することを目的としており、そのために人間社会を利用しているにすぎない。
◆「混沌の主」ケイオス
「深淵の王」ザナンの体の一部から生まれたスフィア銀河三悪神の一柱で、惑星ZEEDに狂気と混沌をもたらす神。
三悪神は「混沌の主」ケイオス、「暗黒の支配者」デスディアブロー、「冬の君」ベルタフラスカの三柱からなる。
幾度となく繰り返されてきたラウとの戦いにおいて本来の力の大部分を消費したため、胎児あるいは蛹のような休眠形態をとり力を蓄えている。そのため本来の姿は別に存在する。休眠形態においては物理的な戦闘能力をまったく持たないが、人間をはじめとした他の生物への精神干渉や高度な呪文の行使が可能であり、これによって生物や他の神性からの攻撃から身を守っている。
ケイオスの力の源は惑星ZEEDに満ちる狂気と混沌であり、それら「混沌の力」を集めるために惑星ZEEDの各地に存在する魔法の結晶体「ズィードクリスタル」を自身の力によって蝕み、周囲に狂気と混沌をばら撒く邪悪な「カオスクリスタル」へと変化させたり、人間など知的生物の精神へ干渉し狂気へと導き、場合によっては生物の肉体さえも作り変える。そうして大量の「混沌の力」を集めることによってやがては完全な姿を取り戻し、惑星ZEEDのみならずスフィア銀河系すべてを支配する神となることこそがケイオスの真の目的である。