◆宵越朝(よいごし・あさ)
ZEED連邦の都市部に住む少女。連邦最大の教育機関である「ZEED学園」の学生。家庭環境は芳しくなく、以前の学校ではいじめを受け、現在の友人関係も凛々子・ブラックバードや桜田文香などのごく数人を除いて恵まれていない。実家を離れ、数少ない友人の家に転がり込んで生活している。
幼少期に家庭において子供らしく感情を発露させることを抑圧されてきた影響で、感情を顔に表したり、他者に対して表明するのが苦手。そうした感情はすべて自らの内に溜め込んでいる。人に信頼された経験がなく、信じていた他人に裏切られた経験は数えきれないほどあるため、他人を完全に信じることはない。
自身に対する認識が「屑」以外になく、周囲も自身を「屑」と認識していると思い込んでいる(あるいは、思い込まされている)。朝の実家には朝より学業においても私生活においてもはるかに優秀な妹がおり、両親も妹は溺愛するため、それによって朝自身はこの認識をさらに強いものとしている。
しばしば、誰に対して言うでもなく「厭な気持ちだ。厭な気持ちだよ」と呟くことがある。
性欲が全くないわけではないが、自身がそういったものを抱き、それらについて考え、性欲を発散させることに関しては非常に嫌悪している。
基本的に無趣味で何事も長く続かないが、クナイを用いた戦闘術の心得があり、それだけは現在まで続いている。