
◆佐分倉衛人(さぶくら・えいと)
佐分倉八姉妹の末妹(拾われてきた)。現在は四女、五女、六女、七女やメイド達とともにある屋敷で過ごしている。
銃が発達し浸透した惑星ZEEDにおいて、若くして弓の扱いを得意とする貴重な人物。着用するボディスーツも弓を扱うのに合わせた改良がなされており、上半身部分に張られた薄い防護膜が痛みから体を守る。
ある事情から特殊な薬品を定期的に摂取しなくてはならず、その影響で非常に情緒不安定になっている。ストレスが溜まりやすく、常にイライラした様子を見せ、ストレスが爆発すると眼前のものすべてに対して罵詈雑言を吐き散らしたり自分の所有する物を破壊するなどし、それが落ち着いた頃には激しい自己嫌悪に陥る。薬が切れると精神的な症状の他に嘔吐や痙攣などの身体的な症状もあらわれる場合がある。そのため他人は周囲から離れてゆき、強い孤独感を抱き続けているが、姉であるあんもやメイドのレイカ・イチカ姉妹は本来の真面目で心の優しい衛人の姿を知っているために衛人に対しても優しく接しており、衛人自身も彼女たちが心の拠り所になっている。
過去に男からとても言い表せないようなひどい扱いを受けたことがあり(性的なことではない)、その経験から男を嫌い、恐れていると同時に、男のような自分の名前も嫌っている。