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すべてが始まった時、その宇宙にはどこまでも続く暗闇しか存在しなかった。
だがある時突然、宇宙の暗闇の中にひとつの光が生まれた。その光こそが万物の創造主、太陽神エイバースであった。
太陽神はまずはじめに宇宙の暗闇を切り取って夜を司る月神ドゥァルカーンを生み出し、その後二柱の神はともに一つの星を創造し、できあがった星に水と生物の種をまいた。
やがて生物が生まれ世界はおだやかな時を過ごしていったが、しばらくすると星に生物が増えすぎて管理が難しくなったので、太陽神は星を5つに分割するとともに、それぞれの星を管理させるため新たな神を創造し、自らの配下とした。この時生まれたのが火の神ブラム、水の神フュルシー、木の神ワムトス、土の神ガトゥガ、金の神エルクルである。
5つの星々で生物たちは自然の決まりに流されながら特に問題もなく生きていたが、次第にマンネリ化が起こりだしたため、今度は生物に文明を持たせることを考えた月神が五柱の神を創造した。
知識を司る賢神アウラスタは生物に知恵を授け、
精神を司る念神ノイアは生物に豊かな心を与え、
鍛冶を司る鉄鎚神ディース・ロワは生物たちに道具の作り方や使い方を教え、
戦いを司る戦神マサムライバは弱い生物に身を守るため戦う手段を授け、
音を司る音神メロウディアは生物に鳴き声を教えた。
こうしてスフィア銀河の星々には、闘争を重んじる火の文明、慈悲を重んじる水の文明、自由を重んじる木の文明、探求を重んじる土の文明、創造を重んじる金の文明という、5つの文明が育まれていった。
(続く)