任務のため某国へ潜入したミョコラ・メゥメル諜報員は、そこで偶然出会った男との性交を拒否したことにより「マンコ拒否罪」の容疑で拘束されてしまった。
某国において、すべての人型種族の女性は一般的に「マンコ」と呼称され、「マンコ」の人権は「人間」=人型種族の男性に比べて大きく制限されている。「マンコ」が自身の存在意義である性交を拒否することは「マンコ」の絶対的支配者である「人間」への冒涜的大罪である――現代の常識ではあまりに非人道的で狂気じみたものと受け取られるのが妥当であろうその思想は、某国においては未だ一般的なものとして受け入れられていたのである。そして、その常識は国内で生を受けた「マンコ」のみならず、諸外国から某国を訪れた女性に対しても、一切の例外なく適用されるのだった。
マンコ拒否罪に対する刑罰は刑期一万年以上の公衆用性具化と定められており、強引な裁判によって異議も認められず、彼女は箱型性具化刑七万年の有罪判決を受けてしまう。
刑は即日執行され、ミョコラは専用の装置によって手足の義肢を含む肉体を痛みなく圧縮され、頭部と乳房以外の身体部位を箱型の形状に押し込められる。この加工を受けた「マンコ」は自らの意思で頭部以外の部位を動かすことは非常に困難となり、脱走や自害を防止できる効果があるとされている。さらに、もともと大きかった乳房は、より肉便器らしい醜い垂れ爆乳へと肥大・延長処理が施された。
仕上げに「性処理用マンコ化」措置によってその体から妊娠・出産の機能を排され、彼女の肉体は純粋な性欲処理機能のみに特化された。だがそれは同時に、性欲処理が不可能になった瞬間にその肉体は無価値となることを意味している。
ほどなくして、ミョコラは某国首都の公衆用性具設置所へ設置された。彼女は自身の罪を償うため、奇妙で淫猥な姿に作り変えられた身体を衆目に晒しながら、ペニスに奉仕できるその時を今か今かと待ち続けている……
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絵は 盲 さん制作の箱化テンプレを使用して製作しました。