裏chun太blog

だじゃれ。



・惑星ZEEDの生物
小学生期に紙などに描いていたキャラクタの一部をほぼそのままの姿で描いたものです。

◆ツーマンクン
惑星ZEEDの草原地帯などに棲む草食動物であり、尻尾の先端についた爪を木の実などに刺して持ち運ぶ習性がある。自分から他の生物に戦いを挑むことはあまりないが、角や尻尾の爪が鋭く、高速で突進するので怒らせると危険。
かつて惑星ZEEDに栄えた「古代魚電話文明」の時代からその姿をほとんど変えることなく生き続けている、惑星ZEEDの草食動物としてはたぐいまれな例。


◆ウルギガス
古代魚電話文明の時代、各地の魔術師によって主要都市や城塞の防衛のため生み出された魔法生物。
両腕は鎖のようなもので体と繋がっており、一定の距離まで伸ばしたり、激しく振り回すなどの動きが可能。この攻防一体の仕組みを持つ腕によって古代の都市を長い間守り続けた。両目が弱点であり、目を潰されると対応する腕の機能が低下する。人為的に生み出された生物であるため繁殖はせず、死ぬと素材として用いられた砂や金属、宝石などに戻る。
ウルギガス型魔法生物を生み出す方法は古代魚電話文明時代およびそれ以降の魔術師たちによってある程度確立されており、使用する素材の種類を変えたりすることで高度な魔法の呪文を行使するなど特殊な能力を持った個体が生み出される。

◆アイダ・ザミエル
特徴的な衣装に身を包んだ謎多き少女。リテーラ族のような短くとがった耳を持つが、リテーラ族ではない。頭にはもう一つの耳のようにも見える薄いツノ状器官があり、この器官は自身と周囲の人間の魔力を増幅する効果を持つ。
性格は決して暗くはないが、しばしば常人には理解しがたい不可解、あるいは比喩や言葉遊びをいくつも織り交ぜた複雑怪奇な台詞を発し、他者を煙に巻こうとすることがある。
その正体は惑星ZEEDの正常な歴史の進行を管理する組織である、歴史進行管理機関「モイラ」のエージェント。モイラの最高評議会によって定められたある目的に従って行動しており、そのため外見からは想像もつかないほど長い時を生きている。

クヌ＝バルタ島の王国帝国戦争時、帝国側にウォーボット（戦闘ロボット）の技術提供を行い、自らも独自に開発したウォーボットを駆り戦いに臨んだ。
長く続いた王国帝国戦争は、かつては友好国であった王国と帝国の双方を陰で操り、戦いが起こるよう仕向けていた黒幕である「地球軍」との戦いのため双方が和解、王国・帝国連合軍が結成され、地球軍を惑星ZEEDから退けたことによって終戦を迎えたが、この結末はモイラによって記録されている「正常な歴史の進行」そのものであり、アイダ自身の参戦や帝国へのウォーボット技術の提供も、この正常な歴史の進行を守るための行いであった。

昔から私は周りの大人たちに、あの子はにぶい子だとか、周りと違うとか、おかしいと言われていたらしい。けれど私には自分がなぜ周りと同じでないのかも、お母さんがどうして怒るのかもわからなかったし、今でもわからない。
覚えているのは私を叩くお母さんの手と、私を罵る声。大事なお人形を壊された記憶。お母さんが壊したあの子は死んだ。殺された。もう二度と帰ってこない。
私はいつも見張られている。外では他人に。学校では私に付きまとう人たちに。家ではお母さんに。誰も彼もが、私を嘲笑うために四六時中私の動きを見張っているように思えて、嫌になる。ほんとうは自由なはずなのに、自由がないように感じる。昔はしたいことがいっぱいあった。でも今は何もしたくない。私が何か楽しい事をしようとすると、お母さんが怒るから。
お母さんは私に、悩み事や言いたい事があるなら言いなさいと言った。けれど私がその通りにすると、お母さんはまた怒りだす。言わないでいても怒りだして、いつも私を口汚く罵る。私が何をしても、お母さんは私を否定するだけ。だから私は抵抗するのをやめた。何を言われても、ただ黙って頷くだけでいようと思った。
学校ではいじめられ、家では怒られ、罵られ、時には暴力も受ける日々を過ごして、私は歪んでいった。嫌な気持ちになっても他人に暴力を振るって仕返しされるのが怖いし、自分の大事な物を壊したくないから、何度も何度も自分を傷つけた。今も自分で何度も殴り付けた頭が痛む。
私はだんだん忘れっぽくなっていった。忘れてしまえば、お母さんに言われたことを何度も思い出して、つらい思いをしなくてすむと思った。けれど、忘れることなんてできなかった。どんなに嫌な気持ち、嫌な思い出を消し去ろうとしても消えてくれない。今でも、夜になるとお母さんに言われたことを思い出して涙が出てきてしまう。
なんでお前はこんなこともできないんだ。そんなことできて当然だ。そんな事をするな。そんな物は必要ない。捨ててしまえ。お前にはできっこない。何もできない。お前はだめなんだ。お前は異常なんだ。おかしいんだ。狂っているんだ。お前は、お前は、お前は……
ほんとうに、私は異常なの？異常だから愛される資格がないの？ぶたれても蹴られても、いつでも見張られて罵声を浴びせられて、大事な物を全部壊されても、私が異常だから、仕方のないことなの？
どうすれば私はみんなのように愛してもらえるの？どうして私はみんなと同じじゃないの？みんなと同じになりたい。お母さんにぶたれない、いい子になりたい。何よりも愛される存在になりたい。どうすればなれるの？
私にはなれないというなら、いっそ狂ってしまえたらいい。私が今認識している現実だけが、みんなの認識している現実とまったく違うものに変わってしまえば、こんな気持ちに苦しめられ続けることもなくなるかもしれない。あるいは、私が私でなくなれば。それとも、私がいなくなれば……？
けれど私には、そのどれもできないだろう。そしてこれからもずっと、苦しみを抱えながら生きてゆくんだろう。私は愛を受けるための条件を満たすものを得られなかったから。愛の条件というものが何なのか、私には理解することができなかったから。
今、私の体はベッドの上。窓の外では、まだ雪が降っている。私の春は遠い。

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続くかも